動画系が上位で過半占める!
こんにちは、よっぷです。
今日はスマホアプリの話。
ビジネスニュースサイトのBusiness Insiderが
「2018年に最も稼いだiPhoneアプリ」という記事を公開。
“The 10 highest-grossing iPhone apps in the world in 2018”
https://www.businessinsider.com/highest-grossing-apple-ios-apps-revenue-2018-2018-12
それによると、上位10のアプリのうち、動画配信・共有アプリが大半を占めています。
1位は、動画配信サービスの“Netflix”で7億9020万ドル。“Stranger Things”や“Narcos”“House of Card”などオリジナルコンテンツに投資し、競合との差別化を図っています。私も利用していますが、支払いはApple App Store経由ではなかったはず…。収益の仕組みがよくわかりませんが、とにかくNetflixは巨大プラットフォームになってきているということが分かります。
2位も動画系。Tencent Holdingsの“Tencent Video”で4億9000万ドルです。“WeChat”や“QQ”のメッセンジャーアプリ、SNSの“Qzone”など中国のネットサービス大手Tencent。やはり中国はコンテンツ産業にとって非常に魅力的なマーケットですね。
3位は出会い系アプリの“Tinder”で4億6220億ドル。私の周りの女性もやっている人が多かったです。ここ2年くらいで、特に隠すこともなく、こういったアプリを利用してパートナーを見つける人が増えてきたように思います。
4位は、2位と同じく中国系の動画配信サービス“iQiyi”で4億2050万ドルです。アイチーイーと読みます。検索エンジン大手の百度の傘下ですね。
5位は“Kwai”で2億6450万ドル。これは知りませんでした。韓国の口パクアプリ? SnowとTikTokを合わせたようなサービスのようです。300億円近く稼いでる訳ですが、ちょっと収益化方法が気になりますね。
6位はご存知“YouTube”で2億4420万ドル。動画シェアプラットフォームと言えばこれですよね。もっと上位かと思いました。ただ「プレミアム」も始まりましたし、19年はもっと収益拡大になるんじゃないでしょうか。
7位は“Pandora”で2億2570万ドル。最初、韓国の動画シェアサービスかと思いましたが、違いました。米ラジオ大手のSiriusXMが買収した音楽ストリーミングアプリです。Spotifyより売上が大きいのは意外です。
8位は“Youku”で1億9290万ドル。こちらは中国EC最大手のアリババグループの音楽シェアサービスです。
9位は“QQ”で1億5970万ドル。2位で触れていますが、Tencentのメッセンジャーアプリです。
10位は“Hulu”で1億3260万ドル。日本だとNetflixとシェアを2分しているような印象ですね。グローバルで見ると売り上げは大きく違うようです。
ざっとみてきましたが、動画系が強いですね。5位のKwaiを動画系といってよいか分かりませんが、それを含めると10位中6つが動画関連のアプリとなっています。
あとは中国、韓国系のアプリも強いですね。東アジアはアプリのコンテンツ市場として相当魅力的なんですね。日本はここでもちょっと立ち遅れているような感じがしました。
動画コンテンツはむしろこれから拡大していくはずです。世界的に5Gの商用化があと数年になっていますし、そうなれば現在の4Gから通信
速度は100倍になると言われています。今気にしているようなギガの消費なんて全く気にすることなく、どんどんスマホで動画コンテンツを消費するようになるでしょう。その辺はまた別の機会に書きたいと思います。それでは。