Column

1日3件病院行って思った医療のムダ

こんにちは、よっぷです。今日はヘルスケアと便利そうなアプリの話。ちょっと日記っぽい記事になりますがお付き合いください。

クモ膜下出血の可能性?

年明け前後から首・肩から背中にかけて、なんとなく重い感じがしていました。しばらく運動もお休みしてしまっていたので、運動不足から来る肩こりかなぁと思っていたら、首が曲げられなくなり、胸か肺も苦しくなってきました。息がしづらい感じもあります。

気になったのはは首が曲げられないこと。特に頷くのが難しく、前は下顎が前胸に着いたのに、全然届かなくなっています。

あるマンガのシーンが思い起こされました。覚えがある人もいるかもしれません。そう、浦沢直樹の『MONSTER』。大好きな作品の1つです。犯罪の濡れ衣を着せられた主人公のDr.テンマが、逃避行の際に寄ったある農村で1人の気の強い婦人にお世話になります。その時に、婦人の所作が気になったテンマは簡単な診察方法で、婦人が気付いていなかったクモ膜下出血を見抜くのです。その方法が、「頷いてもらい、下顎と前胸の間の空間を指の本数で測る」というもの。

自分も同じように下顎が胸に着かない!これはマズイ。そう思った私は、念のためグーグル検索に自分の症状を打ち込み、クモ膜下出血や髄膜炎でやはりそういう症状が表れるということを確認します。

「脳神経外科に診てもらったらよい」との記事もあったため、さっそく自宅近くを検索。徒歩5分強のところにクリニックを見つけました。が、そのクリニックはWEB予約のシステムがなく、まず電話。すぐ来て大丈夫とのことで向かいましたが、思いの外、他の患者さんが多数いらっしゃいました。

受付して40分くらいして呼ばれます。ちょっと時間が掛かったなと思いましたが、小さい頃から持病の多い私は病院で待つことに慣れています。そこまで気にはなりません。

さて、診察室に入って、症状を伝えます。それで返された言葉が「整形外科にいくべきじゃない?」私「――――」。一瞬、戸惑いました。こっちはクモ膜下出血と髄膜炎を心配してきたんだけど???そう伝えると、「あぁ、その場合は熱か頭痛が出るよ。整形外科に行ってみて、そっちに原因がないならまた来てよ」と素っ気ない返答。ちょっと、マゴマゴしていると「はい。じゃあ、お疲れ様でした」と診察を終了されました。その間、約3分。9割は私の症状説明です。早とちりした私が悪いのかなとも思い、釈然としないまま待合室に戻りました。

850円で「整形外科に行くと良い」との有り難いアドバイスと診察券というお札を頂いた私は、その足で整形外科に向かいます。アタマの中でブツブツ愚痴りながら数分歩くと着きました。

レントゲン写真ってもらえないの?

この整形外科は、検索して単に一番近かったから来てみただけでしたたが、ここもWEB予約システムは無いようでした。受付すると2時間待ちとのことで、一旦自宅に戻ります。「1時間後に電話して順番を確認してくれ」とのこと。順番くらいオンラインか電話の自動音声で確認できればいいのになぁと思いましたが、まぁいいでしょう。

自宅でNetflixのドラマを1本観て、整形外科に電話。あと20分後に戻って来て下さいというので、言われた通りに向かいます。「戻りました」と伝えてから30分。まぁまぁ長いですね。診察に呼ばれます。こちらのお医者さんは大変親切でした。真剣にいくつかの可能性を考えてくれます。

レントゲンを取りました。首周り、あと肺も何かある可能性があるというのでそこも。レントゲン写真を見ながら、いくつか説明を聞くと、どうやら首の筋が傷ついているとのこと。また、本来S字になるべき首の骨の形が真っ直ぐになっており、首や背中の筋肉に負担が掛かっているというのも説明してくれました。

しかし、肺の辛い感じは理由が分からないとのこと。内科か呼吸器科を診察してみては?とアドバイスされました。いろんな可能性を検討してくれてのアドバイス。こちらは心から有り難いお言葉として頂戴します。

「では行ってみますのでレントゲン写真を頂けますか」と聞くと、それは規定でできないとのこと。「多分向こうでも必要ですよね?」と聞きましたが、「多分撮り直す必要があるでしょうね」と。ムダじゃないと食い下がりましたが、どうせその先生がどういう写真を必要とするのかは分からないし、と説き伏せられました。

できれば一日で診察を終わらせたかったので、2件目の後、その足で内科に向かいました。で、またレントゲン。結果は特に問題ないとのことでしたが、何かムダな虚無感に襲われました。ぐったり。

症状から疾患が探せるアプリが!

そんな経験をして、本当に医療システムってムダが多いよなぁと思っていたのですが、ちょっと便利そうなアプリを見つけました。

19日のプレスリリースです。
「ヘルスケアプラットフォームのメディカルノートがスマートフォンアプリを提供開始 ~1,600名以上の医師の協力のもと、いつでも信頼できる医療情報を~
https://medicalnote.co.jp/news.html#2019219

医師が作っているWEBメディア、メディカルノートのスマホアプリが提供開始とのこと。何やら便利そうです。ちょっと説明を転載してみます。

今回提供を開始したスマートフォンアプリでは、1,800もの疾患から探せる「病気・症状辞典」や、各科の専門医を中心とする医療チームへ直接、医療に関する悩みを相談、回答を得ることができる「医療相談」のほか、エリアや診療科によって調べることができる「病院検索」、病気や怪我などをしたときに対応の参考にできる「ガイド機能」といったサービスを提供します。最近では、過去最多と記録されたインフルエンザの大流行が記憶に新しいですが、「インフルエンザ」といった疾患名からの検索はもちろん、その症状からも情報検索が可能で、感染症が流行するシーズンにはその疾患や治療法などについて理解を深めることができます。 

自分の症状によって疾患が探せるアプリだそうです。病気の数ってどのくらいあるのか分かりませんが、1800って結構な数なのではないでしょうか。それに悩み相談の機能も付いているのでしたら、まずここで調べて、聞いてから自分の症状に合った、病院に行くということが可能になります。

情報に関しても、「アプリに掲載されている情報は、1,600人を超える医師のインタビュー・執筆のもと編集された信頼性の高いもの」と相当な量の知見に基づいたアプリになっているようです。「疾患基礎情報ほか多くのサービスは無料でご利用いただけるほか、Web版では有料の「医療相談」についても、スマートフォンアプリからは期間限定で無料にてご利用いただけます」とのことで、費用もさほど掛からなそう。これは使ってみる価値がありそうです。

本当に1日3件回る前にリリースしてほしかった…。

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