◆スーパーボウルにスマートスピーカーCM
こんにちは、よっぷです。30秒で500万ドルといわれる米スーパーボウルのテレビCM。今年はどんな企業がどんなCMを流していたかという記事がありました。
「AlexaからGoogleまでスーパーボウルに、傑作テクノロジーCM集結」
https://jp.techcrunch.com/2019/02/04/2019-02-03-super-bowl-tech-ads/
見出しにもあるように、Amazonはスマートスピーカー「Alexa」のCMを流していました。内容はちょっと自虐的?で面白いので、ぜひ自分で見て頂きたいですが、色んなものにAlexaが内蔵できるようになっているということ。スピーカーだけでなく、さまざまな家電、インフラにボイスアシスタントとして活用できるような未来がここに到来しているということを表現していました。
一方で、こんな記事も。同じメディアの記事です。
「米国のスマートスピーカーの採用台数は6600万、Amazonが大差でリード」
https://jp.techcrunch.com/2019/02/06/2019-02-05-report-smart-speaker-adoption-in-u-s-reaches-66m-units-with-amazon-leading/
米国でのスマートスピーカーの導入台数が1年で倍近い6600万台に増加したというもの。シェアはAmazon Echoが圧倒的で70%、Google Homeが24%となっています。
◆複数台持ちが増えている
この記事で面白いのは次の指摘。
さらに興味深いのは、スマートスピーカーの購入者の一部が、自宅にすでに1台持っていることだ。CIRPによると、スマートスピーカーの所有者の35%が、2018年12月の時点で複数のデバイスを持っている。それは2017年12月の18%からの大きな増加だ
スマートスピーカー購入者のうち3割以上が複数のデバイスを持っているそう。その割合はここ1年で倍増していると言います。
米国の住環境が分からないので、イメージしにくいところがありますが、再度購入しているということは、実際に利便が高いと実感したからでしょう。複数台持ちが多くなっているため、実際の世帯普及率はわかりませんが、6600万台という数字から、かなり普及してきたとは言えるでしょう。
一方、日本で一人暮らししている身としては、あまり利便を感じていません。とりあえず私も1台持っていますが、目覚ましやタイマーとして利用したり、出掛ける前に天気と気温を聞いたり、radikoのデバイスとして使ったりといったくらいです。あるから使っているというくらいで、なくても困らないとは思います。
ただ、こうなればもっと便利になるのにな、と思うことは多々あります。それはもっと家電とつながっていればということ。うちにある家電は10年以上利用しているものもありますし、多くは赤外線センサーでコントロールされています。これが、wifi経由で動かせるようになれば、かなり便利になります。
照明やテレビがオンオフできたり、オーブンの中の温度や冷蔵庫内の氷のストックが分かったり。掃除ロボットをより細かく指示することも可能になるでしょう。もしかしたら、米国の利用者では、そこが解消されている人が多いのかもしれません。
今年の注目アイテムとして、年初めにスマートスピーカーを挙げるメディアを多く見かけましたが、少なくとも日本で真価を発揮するのはもう少し先になるのかなと思います。スマートスピーカー経由で、より細かな指示に対応できる家電が出てくれば、間違いなく利用は爆発的に増えるでしょう。