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【レビュー】「グッド・プレイス」Netflixオリジナルのホームコメディ

こんにちは、よっぷです。今日はドラマの話。先日友人とNetflixの話題になり、オススメされたドラマ『グッド・プレイス』を観てみたら、完全にハマってしまいました。

2019.02.23. シーズン1を観終えた感想を追記しました。

グッド・プレイス=「いい所」

Netflixはレコメンド機能が格段に優れているので、オススメ表示された作品を観るだけで満足できるのですが、自分と違った視点を持つ人のオススメを聞くというのも良いものです。今回オススメされたドラマ『グッド・プレイス』は、最初検索したときに、私との「マッチ度」は80%と、恐らく自分で見かけても視聴には至らなかった作品だと思います。

(注意!ここから第1話のネタバレになります)世界設定は、死後の世界。そこを舞台としたシチュエーション・コメディです。。生前の世界では善行・悪行がポイントとして加算され、それによって死後に行く先が異なる。どうやら神様はおらず、完全にシステムによって決められるようで、ポイントが同じくらいの人は、キリスト教徒も仏教徒も、イスラム教徒も同じ所に行くことになります。かと言って、人の信仰を尊重しないということでもありません。

そして、主人公たちが死後に来たこの世界が「グッド・プレイス」。「いい所」という意味で、特に優れた善行を積んだ人たちだけが来れる楽園のような世界なのです。

主人公はイレギュラー?

主人公はエレノアと言う白人女性。年齢は30半ばくらいでしょうか。物語冒頭、彼女は何故ここに来たのか、ここはどういうところなのかという説明を受けます。この「いい所」は複数あって、それぞれが332人の住人で構成されるコミュニティーであり、主人公はその1つに来たということ。それを、ここのコミュニティーの管理人?ナビゲーター?であるマイケルから説明されます。

また生前に会う会わないは別として、人には「ソウルメイト」というものが存在するそう。こちらの世界でのパートナー、配偶者的なモノのようです。ここでは「ソウルメイト」と共同生活することになります。一通りの説明を受け、彼女が暮らすことになる家でソウルメイトのチディを紹介されたエレノアは、彼に自分の秘密を打ち明けます。

エレノアはマイケルから、「いい所」に来た理由を、生前の弁護士活動(無実の人をたくさん救った)や人道支援活動を評価されてのものと説明されていました。

しかし、エレノアは「私は人違いでここに来られたらしい」と打ち明けるのです。

名前は同じですが、経歴が入れ替わっているのか、何かのミスのよう。生前の彼女は犯罪組織に居たわけではないものの、詐欺まがいの商品を販売する会社で営業を担当。後に色々明らかになっていきますが、人格的にも自分本位で、生活もだらしなく、善人とは程遠い人間だったようです。

彼女は、なんらかのミスで「いい所」に来てしまったイレギュラー的な存在。しかも、ちょっとしたダメ人間。そしてそのことが、世界に大きな影響を与えていくのです。

日々の行いで、世界が変わる

「いい所」に来て初日、早速エレノアとチディは隣人からパーティーに招待されます。しかし、善人、品行方正な人たちが集まるところで、エレノアの振る舞いが相応しい訳がなく。彼女の悪酔い、マナーの悪さに耐え切れなくなったチディは彼女を連れて帰ります。

そして、翌朝、とんでもないことが起こる。虫や、エレノアがむさぼり食べていたエビが外を壊して回っている。マイケルも信じられない、こんなことが起こるはずがないと当惑しています。

どうやらエレノアの振る舞いが世界に影響を与えているよう。彼女の悪い行動が、秩序だった世界でPCのウィルスのように働いているのです。

エレノアは、倫理学者だったチディの力を借りて、どうにか「いい所」に居られるよう、自分を変えようとするのですが…、というお話。

教育テレビで見た30分ドラマの雰囲気

この作品はNetflixオリジナル。2016年にシーズン1が作られ、現在はシーズン3が終わったところです。Netflixオリジナル作品には、ドキュメンタリー性のあるものや、重い雰囲気の作品も多いですが、「グッド・プレイス」はどちらかというとほのぼの系。生前の悪い行いを回想するシーンで若干、悪いシーンも出てきますが、小学校高学年くらいだったら子どもと一緒にも観ることができる作品です。

個人的には、昔、NHKの教育テレビで夕方やっていたような海外ドラマの雰囲気にも近い感じがしました。「フルハウス」や「アルフ」のような30分もの。そこに大人も楽しめるようにちょっと毒が入ったような感じです笑。現代版のホームドラマ、そんな感じ。実際「グッド・プレイス」も1話30分(実際は22分くらい)でサクサク観れます。気楽に、頭を使うことなく観れるのも非常にありがたいですね。

英語学習教材にも適してそう

私が海外ドラマを観る理由の1つに、英語の勉強もあるのですが、この作品は英語学習に特にオススメです。シチュエーション・コメディの性質的に、基本的に会話劇で成り立っていますので、英語字幕を音読するだけで、英会話のリズムが学習できます。とりあえず1話だけ、シャドーイングしながら観ましたが、それほど早口でもなく、海外ドラマで英語勉強を始めてみようという人にも適しているのではないかと思いました。

ただ、シーズン1の6話まで観た今は、話の続きが気になるので、とりあえず日本語字幕でビンジウォッチしちゃおうと思います。感想がまとまったらまたここで紹介したいですね。

シーズン1を観終えて――

やられました。教育要素の強いお話だなぁと思ってみてたんですが、徐々に違和感が出てきました。序盤はエレノアのグズっぷりにフォーカスされてたのですが、だんだん他の登場人物の欠落している点にもフォーカスしていきます。

エレノアというイレギュラーを投じることで、「いい所」の問題みたいなものを炙り出すような話になるのかなぁと思ったら、そうではありませんでした。

シーズン1の13話は視聴者のほとんどが予想できなかったであろう意外なラストが待っています。

こんな内幕があったなんて….。これ言うと面白くなくなっちゃうから言えないのが辛いです!

シーズン2が気になる!

https://www.netflix.com/title/80113701?s=i&trkid=13747225

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