こんにちは、よっぷです。今日はオススメの勉強法を紹介していきたいと思います。プログラミング?英語? なんとなく勉強してみたい、勉強しなきゃという危機感はあるけど、どうしたら良いの?という人の参考になれば幸いです。
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社会人って全然勉強していない!?
みなさん、習慣として勉強していますか?「平成28年社会生活基本調査」によると、社会人が「学習・自己啓発・訓練」に充てる時間は1日当たり平均6分間だそうです。
よくこの統計を見ていくと、この調査で読書は学習に入らないとのこと。なので、読書を勉強に入れなかった人も多いと思います。勉強を「勉強」として入れなかった人も多くいると思われるので、実際にはもう少し数字は大きくなると思いますが、それでも低いなぁと思ってしまいます。
ですが、逆に言えばそれだけみんな勉強していないということ。勉強すればするだけ人より抜きんでることが可能です。
人生というRPGでレベル上げしよう
勉強する目的は人によってそれぞれです。年収を上げるため。豊かな生活を送るため。現代人としての感性を研ぎ澄ますため。色々あると思いますが、やはり勉強していた方が、なにかと有利です。知識はある分に越したことはないですし、勉強する中で培った目やモノの見方はあらゆる場面で役に立ちます。
勉強すると人生がイージーゲームになるというインフルエンサーさんがいましたが、基本的に賛同します。勉強して、物事の本質や社会的課題を見つけて、たまにそれに悩んだりしますが、人生を生きる上で自分の知力を高めることは、ドラクエでレベル上げをするのと同じような効果もあるでしょう。
オススメ勉強ジャンル、まずは定番の英語!
私がオススメする勉強ジャンルは3つです。これは自分の経験から言えるものですので、他の方だったら違うものを挙げると思います。
1つ目は英語。
定番ですね。社会人が勉強しているジャンルで一番多いのが英語ではないでしょうか。それだけ求められているということですよね。
英語ができるメリットで一番大きいのは、自分の市場が広がるということです。資本主義社会では、自分を、もしくは自分の商品を市場に出すことで、対価、つまり収入を得る訳です。
日本語しかできないと、1億3000万人を中心に回る経済圏の市場にしか自分を載せることができない。ですが、英語ができれば、数十億人の経済圏、もしくはさまざまなニッチ市場に自分を載せることが出来る。日本では自分の能力、スキルが供給過多でも、英語さえできれば、自分の能力を求めてくれる(高く買ってくれる)市場を見けることが可能になります。
これだけでもだいぶイージーゲームになりますね。
それに英語ができれば、より多くの/より正確な情報にアクセスしやすくなります。情報はこの先の現代社会においても有益な武器であることは変わりません。むしろ、今後物事はグローバルに動いていくことが多くなるでしょう。国内だけで経済や社会が完結する時代はとっくに過ぎ去っているのです。
その意味で英語が使えれば、グローバル各地の情報をいち早く入手できるようになります。また最近はツイッターやらSNSで情報を発信している人に簡単にコンタクトできるようになっていますので、英語で質問することで、必要な情報を自分から求めることも可能になります。
最近は翻訳ツールの精度もだいぶ上がってきてはいますが、まだそれを効果的に使いこなす、または精度を最大化するためには、英語や言語に対する理解が必要です。単純に英語を自分でできた方が、間違いもなくなるでしょう。
英語はできる人も多いですが、意外とまだまだできない人も多い。外資系企業においてもその傾向はあるので、日本の企業だと特にそうでしょう。できる人がいっぱいいるから自分はいいやと思っていると、色んな機会を逃してしまうことになってしまいますよ。
テクノロジーで未来を予知しよう
2つ目はテクノロジーです。これは特に、自分のような文系社会人にオススメしたいジャンルです。
最新技術を勉強するメリットは、やはり時代の波が読めるようになることです。こういうテクノロジーが実用化するから、こういうニーズが出てくるだろうな、こういう企業は成長するだろうな、というのが分かるようになる。
最近あまり聞かれなくなりましたが、現代はインダストリー4.0という4回目の産業革命の時期にあります。
人工知能、ビッグデータ、ブロックチェーン、センサーテクノロジー、ロボティクス、などなど、さまざまな技術革新が色んな分野で起こっています。そしてそれらは、単独で社会に影響を与えるのではなく、一緒になって影響を与えていきます。
センサーとクラウド技術で吸い上げた情報をAIによって峻別し、ビッグデータとして蓄積。それを別のAIによって予測分析を行い、それに応じてロボットが自動生産を行う、など。一連の業務プロセスが、さまざまな技術を用いることでほぼ自動化して行われるようになっていくのです。
ブロックチェーンやAIなどにより、銀行の仕事も大きく削減されると言われています。かつては就職先の花形だった銀行は、学生の行きたい会社ではなくなっている現状があります。
※2020年卒就活生も相変わらず「銀行離れ」(ニフティニュース)https://news.nifty.com/article/economy/cc/12117-10630/
テクノロジーを勉強していないと、こうした未来が予測できなくなります。気づいたら自分の仕事がテクノロジーにとって代わられたなんてことがあるかもしれません。
逆に勉強さえしていれば、どこが今後盛り上がるのか分かるようになります。そこに資源を投資すれば、利益につながるかもしれません。それになりより、時代の波が読めるのは楽しいですよね。テクノロジーは勉強しましょう。
アート勉強のススメ、価値観を揺さぶられる経験をしよう
3つ目はアート。これは上の2つに比べると実用に乏しい印象かもしれません。
ですが、自分が一番推したいのコレなんですね。アート。特に現代アートの勉強をすることをオススメします。
美術の歴史は、ミレーやクルーベなどの19世紀の写実主義から、個人の主観を重視する印象派などを経て、20世紀初頭のフォービズムやキュビズムに到達することで、1つの完成をみることになります。
それまでの美術は、1つの様式の中で美を追求するというものだった。ですが、それ以降、マルセル・デュシャンなどのダダイズムに始まる芸術というのは「概念的な実践」という要素が強まっていくことになります。
もちろん、それぞれのジャンル(油絵、日本画など、または●●派といったもの)で様式美の追及は続いていくのですが、現代アートのコンテクスト・文脈では、全体的な“アートワールド”(美術史のツリーのようなもの)において、その作品・アーティストがどこの位置にあるのか、どんな意味を持つかといった要素が、価値・評価の中心になっていきます。
その上で、特に価値を持つアートって何でしょうか?圧倒的技術、クオリティの作品ではないことは明らかですね。
答えはより周縁にあるアートです。アートワールドを広げてくれる、アートの世界を広げてくれる作品、概念が価値あるものとして取り上げられることになります。
ですから、20世紀以降のアートというのは、自己増殖的に自らの世界を広げるかたちで成長し、いろいろな概念を取り込んできたわけです。その中にはこれまでの価値観を揺さぶるもの、逸脱するものが多く含まれます。
時にそれは、自分には心地の悪いものだったりするでしょう。ですが、20世紀の芸術家はそれをある意味自覚的に行ってきた、アートワールドの共犯者となっている。日本でそれを自覚的に起こってきた芸術家の1人は、「太陽の塔」などで有名な岡本太郎氏です。氏の著作『今日の芸術』では、「芸術は美しいものである」という固定観念を転倒させようとしています。
つまり、現代アートを見ることは、さまざまな概念に触れることと、ある意味同義だったりする訳です。アーティストがどのように世界や対象を見るのか、どのようなフィルターを通してみているのか、思考の方法は、といったところでの気付きを得ることが可能なのです。
そこでは、自分の価値観が揺さぶられるかもしれない。また、受け入れられない価値観に出会うことにもなるでしょう。ですが、その体験を通して、自分のモノの見る目が養われていくことになる。
私は、それを他の分野でなかなか経験し難い機会だと思っています。様々な本などを通じて価値観が揺さぶられたりしますが、アートはその機会を多く、手軽に提供してくれる。これが私がアートを勉強した方が良いと思う理由です。多くの価値観に触れたり、それに寛容となることで、豊かな知的ライフが送れるのではないかと考えます。
また、アートは美術館やギャラリーに行くのが一番よい勉強法です(もちろん書物から得る基礎知識や教養は重要ですが)。他の勉強と比べて、誰かとその経験をシェアできるのも面白いかと思います。
と、まぁオススメの勉強について書いてみましたが、今度は一つひとつを掘り下げて、どうやって勉強したら良いかについても書いてみようかなと思います。